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災害から地域をまもる

2019年 東日本台風

水害被害額は1・9兆円

 2019年は、多くの水害が発生した1年でした。中でも10月に発生した東日本台風(台風19号)は、関東から東北の広い範囲に被害をもたらしました。10月に日本列島に台風が上陸するのは8月・9月に比べると少ないですが、大型の台風が10月に上陸するケースがこの数年増えています。
 東日本台風では、10月10日から4日間の総降水量が神奈川県箱根で1000㍉に達するなど、東日本の各地で記録的な大雨となりました。河川の水があふれたり、がけ崩れが発生し、8万棟以上の建物が浸水しました。北陸新幹線の車両基地が浸水したり、タワーマンションの地下にある電源が浸水して1週間以上電気や水道が使えなくなりました。水害の被害額は全国で1兆8800億円に上り、過去最大となりました。

<写真提供>国土交通省関東地方整備局

死傷者数   463人(死者84人、行方不明者3人、負傷者376人)
被災建物棟数 8万1619棟
水害区域面積 6万4115㌶
被害総額   1兆8800億円